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分子シミュレーション研究会は、コンピュータシミュレーションの手法により分子集合体の物理・化学的性質を求めるための諸問題を研究する、200名以上の会員により構成されています。

分子シミュレーション研究会

The Molecular Simulation Society of Japan

© 分子シミュレーション研究会 (MSSJ)

開催報告MSSJ REPORT

第2回分子シミュレーション夏の学校

慶応義塾大学大学院 理工学研究科 物理学専攻 理論研究室(能勢グループ)
      森下 徹也

 8月19日から21日までの3日間にわたり、山梨県河口湖にて第2回分子シミュレーション夏の学校を開催しました。 まだ今年で2回目となる夏の学校ですが、それにも関わらず昨年を上回る70人ほどの方に参加していただけました。参加者の多くは学生でしたが、 大学や企業の研究者の方も20名ほど参加されました。

 初日の午後から、講師にお招きした樋渡先生(金沢大)と岡崎先生(東工大)の講義が始まりました。 2日目の午前まではお二人の先生に交代で講義していただき、古典系と量子系のシミュレーションの基礎を学びました。 分子シミュレーションが初めてという方や、量子力学にあまりなじみのない方のために、両先生ともわかりやすく丁寧な講義をしていただきました。 樋渡先生には古典MDとMCの基礎をテキストにそって説明していただき、 岡崎先生には量子系シミュレーションの分類と量子力学の基礎を講義していただきました。

 2日目の午後と最終日はクラスを先生別に分けて、さらにシミュレーションの応用、最近のトピックスについて詳しく講義していただきました。 樋渡先生のクラスではセレンに関する最近の研究や、マルチカノニカルアンサンブルをMCやMDに応用した例を紹介していただきました。

 その際、何人かの方に関連する論文の紹介もしていただきました。岡崎先生のクラスでは、経路積分法の話から、 最終的に影響汎関数を用いた量子系シミュレーションの話までしていただきました。

 また、1日目と2日目の夜に大学院生の方に研究発表をしていただき、若手の研究者の方との交流を大いに深めることができました。

 今回は物理、化学分野の方だけではなく、機械工学の分野の方々にも多数参加していただけました。 また大学や企業で活躍されている研究者の方とも交流することができました。 普段はあまり話をすることのできない人々と交流を深めることができるというのが、夏の学校の良さだと思います。 今後もたくさんの人々と交流できるよう、夏の学校のより一層の発展を期待します。

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